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Fujigen EOS (Expert odyssey)
2015年購入。
同じ機種を3本試させていただいて選んだ一本。
生鳴りが良い。
もっと暴れる個体もあったが、妹のすすめで少し落ち着いた、芯のあるものを選んだ。
ネックは薄め、フレットは太いものが打ち込まれている。
単音、和音とも発音が良く、伸びもきれい。
アンプからの音は初期状態ではかなりクリアだった。
クリーンでも歪ませてもしっかり芯があるため、弾きやすい。
相当なハイゲインでも潰れないので感動した。
コンデンサにMallory 150's 0.022µF と思われるものが使われており、凝っている。
上品さやクリアさの少なくない原因はこれかと思う。
ボリューム、トーンはA500kΩ。
ボリュームにAカーブは個人的に使いにくいためBカーブに交換。
さて、2018年夏頃にSCHECTER MONSTER TONE ST Tap を近所の楽器屋さんからオーダーしてみた。
隣同士のハムキャンセルは苦手なので、フロント2個とリア1個でオーダー。
3か月くらいかかる、と言われたが、後にもう1か月くらいかかると言われた。そして最終的には半年くらいかかった。
さすがアメリカ人が遅れると言うだけのことはある。
同時にピックガードをくすんだミントグリーンに、コントロール類は黒にしてもらった。
ボリューム、フロントトーン、センター&リアトーンとなり、メインのストラトから持ち替えても違和感が減った。
やはりこの方が音作りが楽で良いし、使い勝手も慣れていて良い。
SHECTER MONSTER TONE についてだが、とても反応が素早い。
もともとギター本体の反応が良いのだが、それを遅れることなく敏感に出力してくれる。
また、コンプレッション感はあまり感じず、音量変化の幅がとても広く感じる。
指引きでの演奏でも細かいタッチの差異が敏感に出るため、反応の良さについては好みが分かれると思う。
トーンについては超高域は少なく感じるが、十分な高域は確保されている。
また、特に低域が強いという印象は無く、バランス・分離ともに良い印象で現代的な音だった。
メインのストラトに載せているFender 69 ピックアップとはトーンバランスはかなり違う。
超高域が少なく全体のバランスが良いため、ちょっとどう使ってよいか分らないくらいに歪ませても音の芯が失われると感じることは少ない。
性能の良さ、音の良さはこれまで使ったピックアップの中では最上級に感じた。
もしストラトにのせるピックアップで迷っていて、現代的でバランスの良い音を求めているなら、このピックアップはかなりお勧めできる。
因みにタップ時は出力がかなり下がり、ハイゲインでもクリーンから極軽く歪む程度になるため個人的には少々使いにくい。
加えてタップ時は少々低域よりになる。
タップ無しでオーダーしても良かったかと感じたが、これはこれでしっとりした歌もののバックにも使えるかもしれない。
一時期地味にストリングリテイナーを交換していたが、結局ペグを同じタイプのHAPMに交換した。
これでリテイナー要らず。
やはりこの方が使いやすい。
裏のバネは4本にし、少しフローティング気味にセッティングしている。
スプリングハンガー用のボディー裏の穴が、裏から見て右に寄り過ぎていて少し調整しにくい。
購入時、いつも買い物をするお店で店員さんが2割引きからさらに端数切捨て、ストラップまで付けてくれた。
いつもとても優しかったのだが、長年お世話になった店員さんは2015年3月退社された。
チロルロゴがとても気に入っている。
お店で見かけたら、一度は弾いてみて欲しいギターの一本です。
